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2017年09月01日

ブラックマックスvsバスワンXT

低価格帯のベイトリールの16ブラックマックス17バスワンXT
ネットを見ているとこの2機種で迷う方が結構いるようなので個人の感覚ですが参考になればと思い比較インプレをしたいと思います。


2機種のカタログスペック
ブラックマックスvsバスワンXT
見比べて気になるところはギア比とスプール径ですね。
この辺りについては後述します。



今回は比較のために
・同じナイロン12lbのラインを巻いて、
・MLのロッドに乗せて、
・以下のルアーを投げてみました。
ブラックマックスvsバスワンXT
プチピーナッツ(4g)
ステルスペッパー70S(5g)
ベビープロップ(5g)
DOG-X Jr.COAYU(5g)
X-80 TRICK DARTER(10g)
(軽いのばっかりになってしまった・・・)


実際に使ってみた感想

見た目、質感


ブラックマックスvsバスワンXT
・ブラックマックス
黒をベースに赤の差し色です。
遠くから見れば何も問題ないですが、近くで見ると本体左右のマッドブラックに対してネジが銀色なのがダメ。安くみえます。
質感はプラスチック感が強いです。少し不安になりますがバス相手には問題ないでしょう。値段なりかなと。

・バスワンXT
黒(ラメ入り)をベースに金の差し色です。ギラギラした金じゃないのでいやらしくなくていいですね。
スプールからレベルワインドまでの距離も十分にあるので飛距離も伸びそうです。
質感はプラスチックのはずなのにしっかりしています。この2機種で比べると高級感さえ感じます。質感はバスワンの方が圧倒的にいいです。



パーミング


ブラックマックスvsバスワンXT
・ブラックマックス
高さ、長さ共にコンパクトでリール全体をしっかり握りこめる大きさです。
自分は手は大きい方ですが手が小さい人でもこの形は持ちやすいんじゃないでしょうか?
握りこめるからか重さも全然気になりませんね。

・バスワンXT
ブラックマックスに比べると高さ、長さどちらも少し大きいです。
しかし、でかい!と言うわけではなく手のひらでパーミングカップ側をしっかりホールドできる感じです。
リール全体を握れないのとハンドル側が重いので少し持ち重りを感じました。

ここは人それぞれですが個人的には手に収まるブラックマックスがバランスがよく、巻きが安定して好印象でした。



ブレーキ


ブラックマックスvsバスワンXT
・ブラックマックス
マグトラックスブレーキ=マグネットブレーキ
ネオジムが5個はいっています。ブレーキ力が弱いというネットの情報もあって気になっていたのですが今回使ってみた感じでは全く問題なかったです。
メカニカルはカタカタしないゼロセッティングで外部ダイヤルの調整だけしました。
よほど軽いものや抵抗の大きなものじゃなければマグネット追加は必要ないでしょう。

・バスワンXT
SVS=遠心力ブレーキ
個人的にSVSに慣れきっているので使いやすいですね。
ブレーキシュー6個の内、2個を外して4個にしてあります。
ブレーキシューは2個をオンにしていて必要に応じて3個にします。
メカニカルは基本ゼロセッティングでSVSで調整しきれない微調整をメカニカルで行います。

ブレーキが安定して効くのはやっぱりマグですね。外部ダイヤルで調整できるのもポイント高いです。



飛距離


・ブラックマックス
33mmスプール(+マグブレーキ)のおかげか割と軽めのルアーでもぶっ飛んでいきます。
これは予想以上でした。
一番空気抵抗があって軽めなステルスペッパーが必要十分な距離飛んだので十分使えるだけの飛距離はでます。

・バスワンXT
34mmスプール(+SVS)の関係か軽めのルアーよりもある程度重い方が飛距離が伸びる印象でした。(X-80等)
空気抵抗が大きいルアーはバックラするのでSVSを3個にしたのですが一気に飛距離が落ちます。(ステルスペッパー)
ここはSVS2個でメカニカル調整とサミングで対応するか、安定をとってSVS3個にするか悩みどころですね。
SVSはこのセッティング出しが面倒なのですが決まった時のスコーンと抜けてくキャストフィールがたまりません!

トータルではブラックマックスの方が飛ぶ印象でした。
ただ向かい風だったので遠心だとどうしてもバックラしやすくなってしまうのでブレーキが強めだったと思います。



巻き心地


・ブラックマックス
シュルシュルという巻き心地で「しっかり巻いてます」感があります。
遅巻きもハンドルが軽すぎないのでやりやすい印象でした。

・バスワンXT
スルスルという巻き心地でリップのあるルアーでもあまり抵抗なく巻いてこれます。
シマノ特有の巻き心地ですね。この価格帯でこの巻き心地はすごいと思います。

ギア比の違いもありますし、ここも人それぞれですが、個人的にはブラックマックスの巻いてます感が気に入りました。
バスワンはなめらかすぎてちょっと物足りなく思っちゃいました。



まとめ


低価格帯であってもそれぞれのメーカーの方向性がしっかりでているなと思いました。
個人の感想ですがシマノはギアメーカーだけあって巻きが気持ちいいですし
アブは釣りの道具としての魅力がつまっていると感じます。

いろいろと比較してきましたが結局どっちがいいの?ということで

結論


どっちもいいです!



カタログスペックと実際に使ってみて出した結論です。

・ブラックマックス
ギア比6.4、握りこめるコンパクトなパーミングとしっかり巻いている感があり
空気抵抗の大きなリップ付きプラグもマグブレーキで調整が楽
以上から16ブラックマックスは巻物向け。

・バスワンXT
ギア比7.2、しっかりしたパーミングと回収も楽に巻いてこれる巻き心地
SVSで撃ち物からキャスティングまで対応できる。
以上から17バスワンXTはジグ、ワーム向け。


ということでこの2機種はどちらがいいか?というよりも目的によって使い分けた方がいい物だという結論に達しました。


個人的にタックルを組むなら

ブラックマックス+ナイロン12lb+MLorMのロッドで巻物バーサタイル

バスワンXT+フロロ14lb+MHのロッドでジグとか撃ち物系バーサタイル

ですね。



どちらかだけと言われたらバスワンXTを勧めます!
巻きにも撃ちにも対応できるギア比、なめらかな巻き心地、SVS。
上位機種に乗り換えていくときもシマノだからいいですよね。



ブラックマックスvsバスワンXT
ブラックマックスvsバスワンXT
ブラックマックスvsバスワンXT
ブラックマックスvsバスワンXT




 
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